≪NSA コメンタリーシリ−ズ NO.10≫


〜原子力による水素エネルギー〜

(社)日本原子力産業会議 原子力システム研究懇話会 編著
2002年6月18日発行
B5判 180頁
頒価 2,100円(税込み、送料別)


【目次】


刊行のことば
まえがき

第1章 エネルギーの展望と水素・原子力(編集担当:堀 雅夫)
 1.1 21世紀における電力・水素の生産と原子力の役割(吉井良介)
 1.2 原子力によるエネルギー供給可能性(堀 雅夫)
 1.3 原子力による水素ー開発動向と現状認識(堀 雅夫)

第2章 原子力による水素生産ーこれまでの研究(編集担当:小川益郎)
 2.1 萌芽的な提案・初期の研究(小川益郎)
 2.2 高温ガス炉利用の研究(小川益郎)
 2.3 最近の国際的な動き(小川益郎)

第3章 原子力による水素生産の方法と技術の現状
              (編集担当:吉井良介、平尾和則)
 3.1 概要(吉井良介、平尾和則)
 3.2 電気分解法(緒方 寛)
 3.3 水蒸気改質法ーHTTR水素製造システム(小川益郎)
 3.4 水蒸気改質法ーSER法(猿丸浩平、山口克誠)
 3.5 水蒸気改質法ーPdメンブレン法(近藤健比呂、田中 豊)
 3.6 熱化学法(小川益郎)
 3.7 プラズマ法(吉村健二)
 3.8 放射線分解法(横山次男)
 3.9 放射線機能触媒によるハイブリッド水素製造法(古谷正裕)
 3.10 メタン高温熱分解法(遠藤 寛)

第4章 原子力水素生産プラントの構想(編集:田下正宣)
 4.1 概要 (田下正宣)
 4.2 軽水炉利用(前田和雄、田中 豊)
 4.3 重水炉利用(大岡祐二)
 4.4 高温ガス炉利用(小川益郎)
 4.5 ナトリウム高速炉利用
   4.5.1 ナトリウム冷却MPFR利用の概念(二ノ方寿、遠藤 寛)
   4.5.2 ナトリウム冷却FR−MR利用の概念(田下正宣)
 4.6 高温液体金属炉利用
   4.6.1 鉛冷却MPFR利用の概念(二ノ方寿、遠藤 寛)
   4.6.2 ANLなどによる鉛冷却多目的高速炉プラントの概念
                          (平尾和則)
 4.7 溶融塩炉利用(澤田哲生)
 4.8 原子力水素生産の安全性
   4.8.1 水素プラントの安全に係わる事項(唐澤英年)
   4.8.2 原子力水素プラントの安全性に関する課題(田下正宣)
   4.8.3 HTTRにおける安全性の考え方(小川益郎)

第5章 原子力水素生産の資源・地球環境への効果(編集担当:魚谷正樹)
 5.1 概要(魚谷正樹)
 5.2 資源・環境からの原子力水素生産の意義
   5.2.1 原子力によるエネルギーの持続的・大量供給の可能性
                          (大滝 明、小野 清)
   5.2.2 水素生産における二酸化炭素発生量(魚谷正樹)
 5.3 原子力水素導入のシナリオと導入効果
   5.3.1 世界の経済・環境・エネルギー ー原子力水素の可能性
                          (森 俊介)
   5.3.2 21世紀エネルギー需要構造における原子力による水素生産
                          (守川伸一)
   5.3.3 原子力水素の未来ー輸送機関への水素利用の拡大(稲垣達敏)

第6章 市場からの要請、社会の受容性(編集担当:松井一秋)
 6.1 市場からの要請(福田健三)
 6.2 石油工業に「おける水素需要(澤田哲生)
 6.3 原子力水素生産のコスト推定(小川益郎、緒方 寛)
 6.4 原子力水素生産の規模(田下正宣、松井一秋)
 6.5 原子力水素生産の社会的受容性(橋本 進)

第7章 原子力による水素ーこれからの道程(編集担当:堀 雅夫)
 7.1 開発の現状と課題(堀 雅夫)
 7.2 今後の開発・導入(堀 雅夫)
 7.3 今後の日本の進め方(堀 雅夫)

 ◆ 資料(水素の物性値、換算表)
 ◆ 原子力水素研究会
 ◆ あとがき

本書の編・著に当たった原子力水素研究会のメンバー一覧表